Furrend.xyz
前にGelatoで働いていた友人が、最近新しいプロジェクトを開始しました。Furrend.xyz というペット動画のソーシャルメディアです。動画をみたり、収益化したり、NFTをミントしてコミュニティでつながることができます。
そして先週 Base上でβ版をローンチしました。まだテスト版の位置づけですが、5つ招待コードをもらったので、ぜひ試してみてください。
招待コード:
BE-MY-FURREND-KAITO1
BE-MY-FURREND-KAITO2
BE-MY-FURREND-KAITO3
BE-MY-FURREND-KAITO4
BE-MY-FURREND-KAITO5
Web3ビジネスアイデア21個
ポッドキャストのほうで、「web3スタートアップのアイデア」をコンソメさんと10個ずつ考えて話しました。2回の放送ですが、ぜひ聴いてみてください。以下のようなアイデアをあげています。
自分:
AI用ウォレット
予測市場のついたソーシャルアプリ
ZKP Aggregation
Formal verification L2
リステーキングに特化した保険(のあるLiquid Stakingプロトコル)
ZKPマイニング
火星の土地を買うDAO
zkVMのカスタマイズ
中央集権的なDeFi保険
セクター特化のRaaS
コンソメさん:
大きめハードウェアウォレット
ジャニーズDAO
集約型DAOフォーラム
いろんなDAOやdAppsの議論の場を提供するサービス
色違いポケモン販売DAO
wallet認証トークンゲート付きのグッズ販売サービス
BizDev用プラットフォーム
Wallet認証やpoll機能付きの音声ソーシャル
大人数参加型オンチェーンチェス
UniswapのLP NFTを使ったカードゲーム
ゲーム用ENS
■ Last Week in Crypto
1.Announcing Our $5.15 Million Seed Round
「インテント」を重視したインフラを開発するEssentialが、シード資金として$5.15Mドルを調達しました。
Maven 11がリードし、Robot Ventures、Karatage、Batuhan Dasgin、Skip、James Prestwich、Brandon Curtis、Eclipse創業者のNeel Somaniなどが参加しています。
Essentialは、トランザクションの流れを工夫して、ユーザーからMEV保護をしたり、UXを良くしようとするプロジェクトです。そのために、「インテント」ベースのインフラを開発しています。
このインテント(intent)とは、「◯◯な状態になってほしい」というユーザの意図のことです。
普通のブロックチェーンでは、「実行される命令」を指定しますが、インテントベースのインフラでは、ユーザの意図を表現して、それを実現するのにもっとも良いプロトコルが自動的に使われます。
例えば、従来のモデルでは、スワップするときはUniswapなどを選んで、Uniswapのコントラクトとやりとりをしますが、インテントベースの場合は、「ユーザーは自分がやりたいことはこれだ(例えばAをBにスワップしたい)」と表現すると、チェーン上に存在する最善の解決策を見つけます。
では具体的にEssentialが開発しているものは何かというと、Ethereum用の規格(ERC-7521)、インテントを表現するための言語、そしてインテント中心のブロックチェーンです。
インテント重視のインフラでは、現在のトランザクションベースのモデルとは違ったUXになるかもしれません。
2.Introducing Proof of Play & announcing our seed round led by a16z & Greenoaks
オンチェーンゲームを開発するProof of Playが、シードで$33Mドルを調達しました。a16zとGreenoaksがリードし、Anchorage Digital、Naval Ravikant氏や、Balaji Srinivasan氏などが参加しています。
Proof of Playは、利用しやすいフルオンチェーンゲームをつくることを目指しています。
最初のタイトルは、ロールプレイングゲーム「Pirate Nation」で、Arbitrumの上に作られています。基本的に無料のゲームになっていて、プレイヤーはPGLD(Pirate Gold)というトークンを求めて戦ったり、モノづくりをしたり、クエストすることができます
大きな調達額ですが、Epic GamesやZyngaなど元々成功したゲーム企業の専門家によって作られているため、期待がされているようです。
また創業者は「 最終的にはオフチェーンよりもオンチェーンでゲームを作る方が、より速く、より効率的になるだろう」という面白い予想をしています。
これはオンチェーンゲームでは、オープンソース化されたパッケージやモジュールが増えて、かつ自前でサーバーを運用したりセキュリティの心配をしたりする必要がないため、としています。
情報市場プロトコルFreaticが、シードで$3.6Mドルを調達しました。
a16z cryptoがリードし、Anagram、Archetype、Not3Lau Capital、Robot Venturesなどが参加しました。
Freaticは暗号通貨とゲーム理論を使った「情報交換のための分散型エコシステム」を開発しています。
どのようなものか明らかになっていませんが、「投資に関する情報を、速くかつ正確に共有した人に報酬が与えられて、情報が間違っていたら罰則があるネットワーク」のようなものと予想できます。
4.Former a16z execs launch Bastion
元々a16z cryptoで、CTOとCISOをしていたNass氏とRiyaz氏が、Bastionという企業をたちあげ、$25Mドルを調達しました。
a16z cryptoがリードし、Laser Digital Ventures、Robot Ventures、Packy McCormick、Not Boring Capitalなどが参加しています。
Bastionはエンタープライズ向け製品を開発していて、web3ユーザーを取り込むプロセスを簡単にします。
ナイキやスターバックスがweb3参入しましたが、他のブランドも同じように簡単にweb3に参入できるようにするものです。
具体的には、ホワイトラベルのカストディアルウォレットや、ユーザー分析プラットフォームなどが含まれています。
5.Chamber
Union Square Ventures(USV) が、トークンを安全に保有するためのサービスChamberへの投資を発表しました。
Chamberは、企業レベルのセキュリティを、一般ユーザーに提供することを目指しています。
中央集権的なカストディアンではなく、スマートフォンなどにあるセキュリティ機能とオンチェーン認証を組み合わせて実現する予定になっています。
まずはETH、USDC、Ethereum上のNFTをサポートする予定になっています。
6.Lens Protocol-based web3 social app Orb raises $2.3 million
Lens ProtocolベースのソーシャルアプリOrbは、プレシードで$2.3Mドルを調達しました。
Superscrypt、Founders, Inc、Foresight Ventures、Aaveなどが参加しています。
Orbは、チャットとコミュニティ機能を備えたWeb3ソーシャルアプリです。チャット機能では友人とコミュニケーションでき、コミュニティ機能では同じ志を持つ人たちとグループに参加することができます。
当初は、オンチェーン情報を利用した仕事用のソーシャル(Web3版LinkedIn)としてスタートしたプロジェクトで、Lensエコシステムでは初めて資金調達をしたプロジェクトになっています。
7.Blockchain tech firm Jiritsu secures $10.2 million to develop verifiable computing
検証可能なコンピューティングに特化したプロジェクトJiritsuが、2回の資金調達ラウンドで合計$10.2Mドルを調達しました。
gumi Cryptos がリードし、Republic Capitalなどが参加しています。
また同時に「Tomei RWA」も発表しています。現実世界の資産をトークン化して検証可能にするプラットフォームのようです。
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