■ This Week in Crypto
1.Exclusive: Fintech giant Stripe building ‘Tempo’ blockchain with crypto VC Paradigm
Stripeが、新しいL1ブロックチェーン「Tempo」を開発していることが明らかになりました。決済に特化したL1で、Paradigmと共同で進められています。
Stripeはすでに、ステーブルコインインフラ企業「Bridge」や、ウォレット企業「Privy」を買収するなどしていますが、今回の報道で、ステーブルコイン発行、流通、決済までの全レイヤーを統合する狙いが見て取れます。
またParadigmの共同創業者であるMatt Huang氏が、このTempoのCEOとしてリードしていくそうです。
2.Circle to launch Layer 1 blockchain Arc using USDC stablecoin as native gas token
Circleが、USDCをガス代に使えるEVM互換のL1ブロックチェーン「Arc」を発表しました。
企業向けのステーブルコイン決済、FX、投資アプリ向けに設計されていて、秋にテストネットをローンチ予定です。
他にもプライバシー機能、他ブロックチェーンとの相互運用性、Circleとの統合などの特徴をもちます。
最近「Stable」や「Plasma」など、USDTを中心にしたL1が複数でてきていましたが、それらに対抗するUSDC版と言えます。

3.Uniswap Foundation eyes protocol fee switch with proposed Wyoming DUNA wrapper for its DAO
Uniswap Foundationが、ガバナンス組織のための法人を登録する提案をしました。
これは、DAOをワイオミング州の法人として登録する枠組み「DUNA」を利用して、つくられる予定です。
この法人化で、契約や、税務・規制対応ができるようになり、プロトコル手数料(Fee Switch)をオンにするための準備が整うとしています。そうなれば、LP報酬の一部がDAOトレジャリーに流れることになります。
新法人の名称は「DUNI」で、最初に$16.5Mドル相当のUNIトークンが割り当てる予定です。
Axie Infinityのためのチェーン「Ronin」が、EthereumのL2へ移行することを発表しました。
2026年前半に予定されていて、「クリプトのゲーミフィケーション・エンジン」を目指すとしています。
RONトークンは引き続きガストークンとして使われ、L2になることでトークノミクスが改善される見込みです。また新しいモデルで、アクティブな開発者に報酬が分配されるようになります。
L2移行の理由としては、
Ethereum財団が変わったこと
ウォール街からの資金が入ってきていること
L2運用コストが下がったこと
をあげていて、具体的なL2スタック(Arbitrum、Optimismなど)はまだ決まっていませんが、各プロジェクトが提案に招待されているそうです。
暗号資産の決済インフラ企業「Mesh」が、PayPal Ventures、Coinbase Venturesなどから追加資金を調達し、累計調達額が$130Mドルを超えました。
Meshは「Pay with Crypto」の機能をつくっていて、以下のようにPaypalで利用されています。
100以上の暗号資産での支払いができ、加盟店はステーブルコインや法定通貨で決済ができます。
今後は、APIの拡張や暗号資産・決済プラットフォームとの連携強化を進める方針です。
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