Starknetのトークン
先週Starknetのトークンのエアドロップについて、受け取りページのスクリーンショットがリークされていました。
これに対してStarknet財団は、「テストしていて変わる可能性がある」「最終的な基準や割り当ての詳細は、準備が整い次第共有する」としています。
すでに参加資格のスナップショットはとられていて、今からのユーザー行動は参加資格に影響しないそうです。
■ This Week in Crypto
1.A16z Backs Web3 Consumer App Setter in $5M Seed Round
Setterという企業が、$5Mドルを調達しました。a16zがリードで、Marcy Ventures Partners、Superlayer、Thirty Five Ventures、元テニス選手のセリーナ・ウィリアムズも参加しています。
ブランドがSetterのアプリを使って「限定商品の販売促進」や「限定ドロップ」をすることができます。
最初は、ストリートウェアやスニーカーブランドとのパートナーシップを組んで、ファッション、高級品、コレクション品に使われることを目指しています。
アプリ内のウォレットは、Web2アプリのような使い勝手のコントラクトウォレットを備えているそうです。
2.Jack Harlow, Emilia Clarke and Halle Berry Serve as Talent Advisors for Fan Engagement Platform MITH
MITHというプロジェクトが、$3.5Mドルを調達しました。
Warner Music Group、CMT Digital、Winklevoss Capital、Near財団、4RC、Alpha Praetorian Capitalなどが参加しています。またエンターテインメント業界のパートナーやタレントの支援をうけています。
MITHは、ファン参加型プラットフォームで、クリエーターが創作したり、ファンとのつながりや配信の方法をコントロールできる予定です。
(例えば、写真、動画、テキスト、ライブ配信などのコンテンツをNFTを使ったメンバーシップで提供など)
今後はファン購読、コマース、コンテンツ配信、ジェネレーティブAI対応コラボレーションツールなどの機能を提供する予定になっています。
3.Polychain Capital-backed Bioniq to leverage Internet Computer with new Bitcoin Ordinals marketplace
Bioniqという企業がPolychain Capitalから支援うけ、ビットコインNFTのマーケットプレイスを立ち上げる予定です。
ビットコインNFT(Ordinals)によって、ビットコインのチェーンが混雑したり手数料が高くなっていますが、BioniqではInternet Computer(ICP)を使って、コストと取引時間を削減します。
ユーザはBioniqウォレットでOrdinalをラップして Internet Computer のNFTにすることができます。(メタデータ、コンテンツなど、元のビットコインNFTの詳細を含む)
そしてBioniq上で低コストで速くトレードすることができます。
4.Wormhole Secures $225 Million in Funding Round
Wormholeが$225Mドルを調達しました。($2.5Bドルの評価額)
Brevan Howard、Coinbase Ventures、Multicoin Capital、Jump Trading、ParaFi、Dialecticなどが参加しています。
Wormhole Foundationはまた、Wormhole Labsの立ち上げを発表しました。クロスチェーンのプロダクトやツール開発をしていく予定になっています。
個人的にはSolanaとEthereumのブリッジを作っていたイメージが強く、それ以外はまったく知らなかったのですが、クロスチェーンのメッセージとして色々なところで使われているそうです。
5.Jack Dorsey leads $6.2 million seed round for decentralized Bitcoin mining pool OCEAN
Mummolin社は、$6.2Mドルを調達しました。
元Twitter創業者で、BlockのCEOであるジャック・ドーシーがリードしています。その他に、Accomplice、Barefoot Bitcoin Fund、MoonKite、NewLayer Capital、Bitcoin Opportunity Fundも参加しています。
Mummolinは、分散型ビットコインマイニングプールである「OCEAN」の立ち上げを支援していく予定です。
仲介者の中抜きをなくすことが目標で、マイナーが直接ブロック報酬を受取ることができるノンカストディアルなプールになる予定です。
6.Binance Labs Invests in Open Campus to Advance Educational Content Creation
Binance Labsが、Web3教育プラットフォーム Open Campus に$3.15Mドルを投資しました。
Open Campusは、教育コンテンツをトークン化して、コンテンツクリエイターが公開したコンテンツを収益化できるようにするプラットフォームです。
例えば「パブリッシャーNFT」では、コンテンツ制作者から得た収益がコントラクトにたまって、共有した人がその貢献度に応じて引き出すことができます。
またネイティブトークン$EDUをつかった助成金や奨学金を、オンチェーンイベントに応じて配る「スマート寄付」もあります。
7.Crypto derivatives protocol MYX raises $5 million in seed round led by HongShan
デリバティブプロトコルのMYXは、$5Mドルを調達しました。
HongShan(旧Sequoia China)がリードで、Consensys、Hack VC、OKX Ventures、Redpoint Ventures、Hashkey Capitalなどが参加しました。
MYXでは、流動性プロバイダーは特定のロング/ショートのポジションに縛られずに、リスクを管理・軽減することができるそうです。
画像: ブログ記事
8.Decentralized Infrastructure Provider Grove Raises $7.9M
Groveは、$7.9Mドルを調達しました。Avon Ventures、Placeholder Capital、Druid Venturesなどが参加しています。(Groveは、Pocket Networkと同じチームです。)
RPCサービスを提供していて、開発者がリクエストを送信し、レスポンスを受信してブロックチェーンとやり取りできるようにするサービスです。
最近は DePIN のユースケースに注力しているようです。
このDePIN(Decentralized Physical Infrastructure Network)とは、トークンのインセンティブを利用して物理的なインフラを構築するネットワークのことです。
例としては、ホットスポットをおく人にトークン報酬を与えてネットワーク範囲を広げるHeliumや、ドライブする人にトークン報酬を与えて地図をリアルタイムで作ろうとするDIMOなどがあります。
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