■ This Week in Crypto
1.Announcing Our $15M Seed Round Led by Union Square Ventures
The Clearing Companyというスタートアップが、Union Square Ventures(USV)をリードに$15Mドルのシードラウンドを実施しました。Haun Ventures、Variant、Coinbase Venturesなどの投資家も参加しています。
この会社は、もとPolymarketで働いてた人たちで創業され、新しいタイプの予測市場の開発を進めています。
シンプルかつ楽しく使える予測市場で、ユーザーが市場を簡単に作ったり取引できる設計や、流動性を確保する新しい仕組みに取り組んでいます。
予測市場はたんなる賭けの場でなく、集合知として、速報性と正確さをもつニュースとして機能するといわれ、最近注目をあつめていて、プロジェクトが増えてきています。
2.Pantera, Primitive Ventures back latest $20 million funding round for Apriori
aPrioriというスタートアップが、$20Mドルを調達しました。投資家にはHashKey Capital、Pantera Capitalなどが参加しています。
設立は2023年で、Jump TradingやCoinbase出身のエンジニアたちによって設立されました。
現在はMonad上で、MEVを活用したリキッドステーキングを開発していて、ステーキング報酬にMEV報酬が追加されます。
またAIを活用したDEXアグリゲーターを開発していて、代表的な機能「Swapr」は、リアルタイムの分析で、有害なオーダーと有益なオーダーを見分けることができるとされています。コンセプトとしては、高頻度トレード企業で使われてきた方法をオンチェーンに応用するとしています。
3.Hemi closes $15 million funding round ahead of token launch for its Bitcoin programmability layer
Bitcoin上のプログラマビリティレイヤーを⽬指す「Hemi」が、トークンローンチ前に新たに$15Mドルを調達し、累計資⾦は$30Mドルになりました。
今回の資⾦調達ラウンドは、YZi Labs(旧Binance Labs)がリードしています。
Hemiは、Bitcoinのセキュリティを維持しながらEthereumのようなスマートコントラクト機能を提供するネットワークを開発しています。
コアになっているのは「Hemi Virtual Machine(hVM)」で、これはEVM内にフルノードのBTCノードを埋め込んだ設計になっています。
これでBitcoin上でトークンを貸し借りするなどのDeFiアクティビティが可能となり、EVMエコシステムの流動性やツールを活⽤できます。
4.Crypto startup M0 raises $40 million to build out stablecoin network
ステーブルコインインフラを開発するスタートアップ「M0」が、シリーズBで$40Mドルを調達しました。PolychainとRibbit Capitalがリードし、Pantera、Bain Capital などが参加しています。これまでの累計調達額は約$100Mドルにもなっています。
M0は、複数のステーブルコインを相互運用できるようにするインフラを開発しています。
例えば、USDC → PayPalのステーブルコインへ変換する処理を抽象化するネットワークなどです。
先週かいたMetaMaskのステーブルコインも、M0のインフラを利用する予定になっています。
共同創業者はともにMakerDAO出⾝で、まずは収益化よりもネットワーク拡⼤にちからをいれるとしています。
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