TempoのローンチとAI決済
#429 Bspeak! 2026年3月23日号
マシン・ペイメント・プロトコル(MPP)
Stripeと共同で開発されている支払い特化のL1チェーンTempoが、メインネットをローンチしました。
またAIエージェント同士が自動で決済できる「Machine Payments Protocol(MPP)」を同時に公開しています。Tempoのブロックチェーン上で動作しますが、特定の決済手段に依存しない設計になっています。
Visa:カード決済に対応
Stripe:カード、ウォレットなど複数手段に対応
Lightspark:BitcoinのLightning Networkに対応
MPPの特徴として「セッション」という仕組みがあります。AIエージェントがセッションを開始すると、あらかじめ資金をロックし、その後はサービスの利用に応じて継続的に支払いが行われます。これにより、毎回オンチェーントランザクションを発行する必要がなく、数千件のマイクロトランザクションをまとめて決済することができます。
また、生体認証などパスキーで署名できるAA機能(アカウント・アブストラクション)もネイティブに備わっているようです。
S&P 500のPerp
S&P Dow Jones Indicesは、Hyperliquid上のperpプロバイダーであるTrade.xyz に対して S&P 500ブランドのライセンスを提供しました。これによって公式に認可された「S&P 500の無期限先物(perp)」がローンチされ、24時間365日、レバレッジ付きでS&P 500にポジションを取ることができるようになります。
■ This Week in Crypto
1.Mastercard to acquire stablecoin infrastructure firm BVNK for up to $1.8 billion
Mastercardがステーブルコインのインフラ企業BVNKを$1.8Bドルで買収することで合意しました。
BVNKの技術により、クロスボーダー送金、B2B決済、P2P決済などが強化され、将来的には資本市場やトレジャリー管理にも応用される見込みです。
2.Ironlight raises $21 million to expand regulated marketplace for tokenized securities
Ironlightは、トークン化証券の発行・取引・清算を行う規制準拠のマーケットプレイスを拡大するため、シリーズAで$21Mドルを調達しました。
すでにFINRAの承認も取得しており、従来の証券とトークン化証券の両方を扱うことが可能です。
3.Polymarket acquires crypto startup Brahma as prediction platform looks to boost liquidity
Polymarketは、流動性の改善とUX向上を目的として、クリプト決済スタートアップBrahmaを買収しました(買収額は非公開)。
ニッチな予測市場では流動性不足が課題となっていて、BrahmaチームのDeFi専門性によって流動性を向上させる狙いだそうです。またウォレット作成や入出金などのUXも改善される見込みです。
4.Stablecoin payments firm TransFi raises $19 million for global expansion
ステーブルコイン決済インフラ企業TransFiは、グローバル展開のために合計$19.2Mドル($14.2MドルのシリーズA+$5Mドルの流動性)を調達しました。
ステーブルコインを活用したクロスボーダー決済インフラを開発しています。東南アジア・中東・アフリカなどの新興市場を中心に拡大を進める計画です。
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