クラリティ法案、RWAの利回り 他
#434 Bspeak! 2026年5月4日号
Substackと日本語
このメルマガの配信はSubstackを使っていますが、最近Substackの日本ユーザが急に増えてきたため、設定言語を日本語に変えてみました。たとえばボタンなど、これまで英語で表示されていた部分が日本になっていると思います。(何か変なところがあればぜひフィードバックを送ってください。)
ちなみに2019年にSubstackを使い始めたときには日本語の設定がなかったのですが、先週になって多言語化対応されたことに気が付きました。
当時はSubstackの創業者がユーザーサポートを直接やっていた時代で、私から「手伝うので日本語対応してほしい」というリクエストをして、少しやり取りをしたことを覚えています。
結局、私が関わることはありませんでしたが、多言語化対応した(していた)ということでとても嬉しいです。
Substackはかゆいところに手が届くプラットフォームで、地味ですがいろいろと便利な機能が備わっています。具体的にどんなところが良い、他と違うということは、おそらく誰よりも話せるとおもいます。
Clarity Act
アメリカではここ数ヶ月、Clarity Act(クラリティ法案)が通るかどうかが話題になっていて、予測市場でもわりと流動性のあるトピックになっています。
「クラリティ」という法案の名前のとおり、アメリカにおける暗号資産の規制ルールを明確化する法案です。これが通ると、既存金融がステーブルコインやオンチェーン金融に参戦しやすくなったり、クリプト企業がアメリカ内での事業をしやすくなります。(アメリカに住む一般ユーザも、色々なサービスを使えるようにもなるはず。)
成立まであと少しというところまできていますが、クリプトでの利回りや報酬についてのルールや文言が、大きな論点となっていて時間がかかっていました。
銀行側は暗号資産のリワードに一定の制限を求め、クリプト業界はユーザーへのインセンティブ設計を維持したいという立場で、ここ数ヶ月この点の調整が続いていましたが、ついに関連する最終文言が公開されました。
それぞれの妥協点をみつけ、銀行側はリワードに対する一定の制限を確保し、クリプト側も「ユーザーがプラットフォームやネットワークの利用に基づいてリワードを得ることができる」という重要なポイントを守る形となっています。
この点が解決された今、あとはClarity Act全体の調整に入り、成立も近いのではと思っています。この動きは投資家の間でも注目されていて、アメリカにおけるクリプト市場にとってポジティブなシグナルと捉えられています。
ちなみにPolymarketでは、「2026年にクラリティ法が成立するか?」という市場があり、現在60%を超えています。
■ This Week in Crypto
1.Crypto onramping solution Fun raises $72 million Series A co-led by Multicoin Capital and SignalFire
クリプトのオンランプ決済インフラを提供するFunが、シリーズAで$72Mドルを調達しました。Multicoin CapitalとSignalFireが共同でリードしています。
Funは、(法定通貨の)入金、出金、決済フローを簡単にするプロダクトで、すでにPolymarket、Lighter、Aaveなどのアプリで利用されています。
今回の調達資金は、シンガポールオフィスの開設などAPAC地域への拡大や、買収に使われる予定です。
2.Solana yield exchange Exponent raises $5 million seed led by Multicoin Capital
Solanaベースの利回り取引プラットフォーム「Exponent Finance」が、Multicoin Capitalリードで$5Mドルを調達しました。これまで金利トレードをつくっていましたが、今月アップデート版をローンチ予定で、
オンチェーンの金利オーダーブック
戦略をパッケージ化した戦略vault
などが追加され、変動利回りを固定利回りに変換したり、他の資産運用者がつかう戦略に簡単にアクセスできるようになります。
3.Solana Ventures leads $18 million round in Squads to scale its stablecoin platform Altitude
Solana系のマルチシグプロトコルで知られるSquadsが、ステーブルコインのプラットフォーム「Altitude」のため$18Mドルを調達しました。
ラウンドはSolana Venturesがリードし、Coinbase VenturesやHaun Venturesなどが参加しています。
Altitudeでは、企業が自己管理型ウォレット(Altitudeアカウント)を使って、ステーブルコインで資金を保有・運用します。すでにローンチ後、$200Mドル以上の決済を処理していて、グローバル企業向けの新しい金融インフラを目指しています。
4.RWA yield platform Nuva, co-incubated by Animoca, raises $5.2 million in seed funding
RWA利回りプラットフォーム「Nuva Finance」は、シードラウンドで$5.2Mドルを調達しました。Morgan Creek Digitalがリードし、Ulu Venturesなどが参加しています。
Nuvaは、トークン化されたRWA(現実資産)のマーケットプレイスを開発していて、発行体とユーザーを直接つなぐことで、利回りを得られるようにすることを目指しています。
トレードプラットフォームのLiquidが、$18Mドルを調達しました。
グロース投資会社のLeft Lane Capitalと、Neoが共同でリードし、その他、Paradigm、General Catalyst、Haun Venturesなどが参加しています。
暗号資産だけでなく株式・コモディティ・為替などを24時間取引できる「非カストディアル型」プラットフォームを作っていて、AIを活用したトレードツールの強化を進める予定です。
6.Galaxy leads $20 million investment in Fence to overhaul back end of $6 trillion credit market
Fenceが$20Mドルを調達しました。Galaxy Digitalがリードし、ParaFi Capitalなどが参加しています。
Fenceは、ブロックチェーンやトークン化をバックエンドで活用して、金融クレジット市場における手動オペレーションを自動化するソフトウェアを開発しています。
これまでの方法では、貸付データの確認、レポート送付、支払い処理に数日かかるところを、FenceはAPIでデータを取得し、検証して条件が満たされるとスマートコントラクトで資金を解放する、という手順をとり、高速化します。
また貸し手のポジションや、ローンや請求書をトークン化し、投資家はポジションの移転や担保化、所有権変更時の自動支払いなどが可能になります。
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