■ This Week in Crypto
1.Peter Thiel's Founders Fund co-leads $85 million seed round for open-source AI platform Sentient
Polygonの共同創業者Sandeep氏が中心になっているAIプラットフォームSentientが、シードでいきなり$85Mドルを調達しました。
Founders Fund、Pantera capital、Framework Venturesが共同でリードし、その他にもEthereal Ventures、Robot Ventures、Hack VCなどが参加しています。
Sentientは、コミュニティの貢献によるオープンソースのAIモデルを作ることを目指しています。OpenAIと違い、Sentientはユーザーがモデル自体にアクセスし、貢献することができるそうです。
そして貢献者には報酬として、「作成に協力したAIモデルの共同所有権」や「そのモデルの将来の報酬」などといった報酬を予定しているそうです。
Sentientは、Polygon CDKを使った独自チェーンをつくる予定で、今後3Qにテストネットをローンチする予定です。
2.Polychain Capital and Borderless Capital lead $8 million seed round for blockchain firm OpenLedger
OpenLedgerが、$8Mドルを調達しました。
Polychain CapitalとBorderless Capitalがリードし、HashKey Capital、Finality Capitalなどが参加しています。
OpenLedgerは、AI開発のためのインフラを使っていて、Q4にメインネットを予定しています。
上で書いたSentientはAIのためアルゴリズム、OpenLedgerはAIのためのデータインフラというカテゴリわけになっています。
3.Dragonfly Capital leads $15 million seed round in distributed cloud computing firm Prodia
こちらもAIプロジェクトであるProdiaが、$15Mドルを調達しました。Dragonfly capitalがリードし、HashKey Capitalなどが参加しています。
Prodiaは、GPUの分散型ネットワークを開発し、どんなアプリでも簡単にAIを追加できるようにすることを目指しています。
今後、生成動画と大規模言語モデル(LLM)をサポートし、GPUハードウェアの種類を増やしていく予定になっています。
4.Polychain Capital leads $16 million seed round for Bitcoin restaking protocol Lombard
ビットコインのリステーキングのプラットフォームLombardは、$16Mドルを調達しました。
Polychain Capitalがリードし、BabylonChain、dao5、Franklin Templetonなどが参加しています。
ユーザーがBabylon経由でビットコインをステーキングすると、LBTCという利回りをもつトークンを得ることができます。
今年後半にイーサリアムのDeFiプロトコルにLBTCを統合する予定になっています。
SolanaベースのGPUトークン化プロトコルを開発するCompute Labsは、$3Mドルを調達しました。
Protocol Labsがリードで、OKX Ventures、HashKey Capitalなどが参加しています。またNVIDIAのアクセラレータープログラムであるNVIDIA Inception VC Allianceの参加者でもあります。
Compute Labsは、CPUやGPUの処理能力をトークン化するプロトコルを構築しています。一般投資家はエンタープライズグレードのGPUに投資することができませんが、トークン化して誰でもCPUやGPUの処理能力(コンピュートと呼ばれています)への投資ができるようにします。
具体的には、Solana上のトークンで表され、保有者はGPUの所有権と利回りの権利を持つことになります。このトークン(GNFT)のプレセールは今月中に開始され、その後に一般販売も予定しています。
さらにプロトコルのネイティブトークンも今年のQ3-4にローンチされる予定になっています。
6.Mamori raises $5 million in Blockchain Capital-led seed funding
Mamoriが$5Mドルを調達しました。Blockchain Capitalがリードとなっています。
Mamoriは、セキュリティのプロダクトで、ソフトウェアの問題を発見できるアルゴリズムを開発しています。
形式検証によって、「仕様に対してプログラムが正しい」ことが証明され、そのあと正しさの証明がZK化されて、チェーン上に掲載されます。
7.Pi Squared, Building 'Universal ZK Circuit', Raises $12.5M
Pi Squaredは$12.5Mドルを調達しました。Polychain Capitalがリードし、ABCDE、Robot Venturesなどが参加しています。
最初のプロダクトは「Universal Settlement Layer」で、ZK証明の集約をするレイヤーで、NebraやAligned Layerと同じように検証コストを削減することを目指しています。
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