Consensysという企業
先週Consensysの開発しているL2であるLineaが、トークンをローンチしました。
ConsensysといえばMetamaskの開発企業でもありますが、創業者のJoseph Lubin氏は、metamaskトークンや、Lineaホルダーに報酬があることを匂わせています。
以下ChatGPTによる翻訳です:
「Linea を保有するだけで、他のトークンでのさらなる報酬機会が開かれます。いくつかは Consensys から、いくつかは我々が提携しているプロトコルからです。
MetaMask と Linea は、この実現のために何かを一緒に仕込んでいます。
私たちは皆で協力して Linea トークン経済を立ち上げています。LINEA トークンを保有することは、あなたが Linea コミュニティの一員であり、Linea 経済における生産的な活動に関与している可能性が高いことを示します:ビルディング、流動性提供/ステーキング、利用、収集など…。
将来ある時点で、あなたが n 個の LINEA トークンを m 日間保有していることが確認されれば、別のトークンがあなたのアカウントに届くかもしれません。そして n と m が大きいほど、あなたのアカウントはより大きな報酬を受け取るかもしれません。」
StatusやENS(Namechain L2)もLineaスタックを使っているので、そこらへんかもしれませんが、実際にそうなるのかはわかりません。
またConsensys本体も、IPOをそろそろするという噂が流れています。
Gemini の IPO
ウィンクルボス兄弟がリードする取引所「Gemini」が、IPOで$425Mドルを調達しました。Nasdaqの「GEMI」ティッカーで取引が開始されています。
記事によると、IPO後もウィンクルボス兄弟が約94.5%の議決権を保有し続けるそうです。
Geminiは、CoinbaseとBullishに続き、アメリカで3番目に上場する取引所となりました。次はKrakenあたりでしょうか。
■ This Week in Crypto
1.This Startup Thinks Private Equity-Style Deals Will Kick-Start Crypto Adoption
Inversionが、Dragonflyをリードに$26.5Mドルを調達しました。
この企業は、投資家として有名だったSantiago Santos氏が創業して率いています。
クリプトネイティブなプライベートエクイティ企業で、戦略としては、「クリプトとは関係のない企業」を買収していき、ブロックチェーン要素を導入することで効率を高める、というものです。
たとえば、MVNO(モバイル通信事業者)などのレガシー企業を買収し、即時決済や運用コスト削減など、ブロックチェーンで導入する、ということのようです。
2.Y Combinator leads Munify's $3 million seed round
エジプト拠点のフィンテック企業「Munify」が、$3Mドルのシード資金を調達しました。
Y Combinatorがリードで、BYLDやDigital Currency Groupなども参加しています。
エジプト向けの即時・低コストの送金、米国銀行口座の開設、デビットカードの発行、為替ヘッジツールなどを提供するデジタルバンクです。
すでに米国、英国、欧州、中東で展開されていて、フリーランサー、中小企業、海外在住のエジプト人などを対象としています。
Y Combinatorといえば、シリコンバレーの名門アクセラレーターですが、AI企業が大多数を占める中、中東地域から参加した数少ないフィンテックスタートアップです。
3.excited to announce we've raised $2M from @1confirmation
クリプトRPGゲーム「Gigaverse」が、1confirmationから$2Mドルの資金を調達しました。
Gigaverseは、6ヶ月で75,000人以上の有料プレイヤー、$4.5Mドルの収益、$9Mドル以上の取引を記録しています。
リアルワールドアセット(RWA)のトークン化を進めるプラットフォーム「Pointsville」が、シリーズAで資金調達を実施しました。
Valor Capital Groupがリードし、Tetherや、中南米・アジアの金融機関なども参加しています。
調達資金は、TetherのHadronプラットフォームや、主要機関や政府とのプロジェクト推進などに活用される予定です。
5.Ethena Foundation invests in Based to expand Hyperliquid ecosystem
Ethena が、Hyperliquidエコシステム上のプラットフォームBasedに対して、数ミリオンドル規模の投資を発表しました。
現在Basedは、Hyperliquidのパーペチュアル取引で約7%を占めています。
今回のパートナーシップで、USDeやUSDtbなどのEthenaのプロダクトをHyperliquid上で進めていくとしています。
またsENAステーカーが、Based Pointsを独占的に受け取れる仕組みも導入予定になっています。
またBasedのデビットカードで、USDeとUSDtbを活用できるようにする計画もあります。
6.Multipli Hits $21.5M in Total Funding as It Expands Institutional Yield for Crypto & RWA Assets
利回りプロトコル「Multipli」が、新たに$5Mドルを調達し、累計調達額が$21.5Mドルになりました。Pantera CapitalやSequoiaなどが参加しています。
Multipliは、DeFiではほとんど利回りがないビットコイン、XRP、ゴールドなどに利回りを提供するプロトコルで、wBTCでは6%のAPYがついているそうです。
ヘッジファンド(Nomuraなど)のデルタニュートラル戦略をトークン化し、一般ユーザーでも参加できるようにしています。
将来的にはXRPやシルバーにも対応し、インパーマネントロス保護や流動性プロバイダー向けの機能も予定しています。
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