LayerZeroのL1チェーン「Zero」
#425 Bspeak! 2026年2月16日号
■ This Week in Crypto
1.Citadel and Ark Invest back LayerZero as it launches blockchain, partners with Google Cloud and DTCC
LayerZeroが、新たなレイヤー1ブロックチェーン「Zero」を発表しました。
またCitadel SecuritiesとArk Investが戦略的投資家として参加し、ネイティブトークンZROを取得したことも発表しています。さらにTetherも、LayerZero Labsに戦略的投資をしています。
このZeroというL1チェーンは、新しいアーキテクチャによって「秒間200万トランザクション」に達成することが可能であるとしてきます。
A16z cryptoがオープンソースとして開発しているzkVM「Jolt」を元に作られるそうです。
2.Crypto exchange Backpack reveals tokenomics plan to prevent ‘dumping on retail’
元FTXメンバーが創業した取引所Backpackが、トークノミクス設計を発表しました。
TGEでは、総供給の25%をアンロックします。
残りのトークンは、IPO前の割当(37.5%)とIPO後の割当(37.5%)に分かれています。
IPO前の割当は、規制承認や新製品ローンチなどのマイルストーンに応じて段階的にリリースされます。
IPO後の割当は、IPOの後少なくとも1年間ロックされ、企業のトレジャリーとして保有されます。
創業チームには直接的なトークン配分はなく、会社がトークンの大部分を保有するようになっているようです。そしてIPOなどのエグジットが起こるまで、チームはトークンから利益を得られない設計になっています。
3.Levl raises $7 million to provide stablecoin infrastructure for fintechs
ステーブルコインのインフラを開発するLevlが、シードラウンドで$7Mドルを調達しました。Galaxy Venturesがリードし、Protagonist、Deus X、Blockchain Builders Fundなどが参加しています。
Levlは、デジタルウォレットやネオバンクなどのフィンテック企業向けに、ステーブルコインを使った国際送金や、B2B決済のためのインフラを開発しています。
従来の銀行システムに代わり、より低コストかつ即時での送金を可能にすることを目指しています。
すでに20社以上のクライアントを抱えていて、年間換算の取引高は$1Bドル超に達しています。
今回の資金調達により、ラテンアメリカとアフリカでの展開を拡大する予定です。
4.Uniswap Labs and Securitize Collaborate to Unlock Liquidity Options for BlackRock’s BUIDL
Uniswap LabsとSecuritizeがパートナーシップを発表しました。
これにより、BlackRockの「トークン化されたドル利回り商品」(通称BUIDL)が、UniswapX経由でオンチェーン取引できるようになります。
もっと具体的にいうと、BUIDL保有者はUSDCとの即時スワップができるようになり、24時間365日、ホワイトリスト参加者との間で流動性にアクセスできます。(Securitizeが取引を仲介し、Flowdesk、Tokka Labs、Wintermuteなどのマーケットメイカーが見積もりを提示します。)
またBlackRockはUNIトークンへの投資も発表しています。
この一連の発表は、トークン化された実世界資産(RWA)とDeFiが融合していく象徴的なニュースと思います。
機関投資家向けにオンチェーンのクレジットインフラを開発するBirch Hillが、$2.5Mドルのプレシード資金を調達しました。
ParaFi CapitalとCastle Island Venturesが共同でリードし、Nascent、FalconX Ventures、JST Digital、Flowdeskなども参加しました。
Birch Hillは、機関投資家向けレンディング戦略を開発していて、まずMorpho上でローンチし、今後はEulerなど他プロトコルへの展開も計画しています。
リアルタイムで担保リスクを監視する「Collateral Risk Framework」を中心として、流動性、市場指標などを追跡し、機関投資家が求めるリスク管理水準を満たす設計になっています。
ステーブルコイン大手のTetherが、Hyperliquid向けのモバイルフロントエンド「Dreamcash」に戦略投資しました。
Dreamcashは、USDT0を担保にしたRWAパーペチュアル市場を10種類ローンチしており、S&P 500、金・銀、Tesla、Nvidia、Googleなどの株のperpを提供しています。
HyperliquidのHIP-3(誰でも新しく市場を作れる規格)を使って作られていて、USDTのオムニチェーン版であるUSDT0を担保にしています。
またTetherの投資により、週$200Kドルのインセンティブプログラムが実施され、USDT取引ボリュームに応じてトレーダーに報酬が配布されます。
7.Ex-ClearBank CEO backs Superset’s $4M for onchain FX layer
ステーブルコイン、オンチェーンFXのためのUnified Liquidity Executionレイヤーを開発するSupersetが、シードで$4Mドルを調達しました。
投資家には7RIDGEとExponential Science Capitalなどが参加しています。
ステーブルコイン市場は、30以上のチェーンに流動性が分断されているという課題があり、これを解決するため、チェーン間で流動性を仮想化し、単一の「共有マーケット」として機能する実行レイヤーを開発しています。
Supersetの設計により、価格の一貫性、資本効率の向上などが期待でき、機関投資家レベルのオンチェーンFXインフラを目指しています。
今年Q1にEVMチェーン上でメインネットをローンチし、その後マルチチェーン対応を進める計画です。
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