リアルワールドアセットのためのL2
トークンローンチ
ZkSyncが、1ヶ月以内にトークンをローンチする予定であるという報道がありました。またLayerZeroやBlastなども大型のプロジェクトも、まもなくトークンをローンチする予定になっていて、6月は期待されていたトークンが多く出てくる月となりそうです。
さらに先週はETHのETF承認もあり、市場が盛り上がってきているのを感じます。個人的には11月の米国大統領選挙も重要なイベントになると思っています。
■ This Week in Crypto
１．Plume, Layer-2 Blockchain for Real-World Assets, Pulls $10M in Seed Funding from Haun, Galaxy
Plumeが、$10Mドルを調達しました。
Haun Venturesがリードし、Galaxy Ventures、Superscryptなどが参加しています。
Plumeは、現実世界の資産（Real World Asset）のユースケースのためのL2です。
不動産や美術品などを資産をブロックチェーン上に持ち込むために、書類作成、資産の保管、KYCなどの機能を備えています。
すでに80以上のプロジェクトで実世界の資産をテストネットに導入しているそうで、あと1ヶ月ほどでこのテストネットを公開する予定になっています。
ちなみにL2はArbitrum Nitroのコードベースを使っています。
２．Lightspeed Faction leads $7.7 million Series A round for DePIN weather startup WeatherXM
DePINのプロジェクトWeatherXMが、$7.7Mを調達しました。Lightspeed Factionがリードし、Protocol Labs、Placeholder VCなどが参加しています。
WeatherXMについては、前にBspeak!で書いたことがありますが、天候に特化したDePINプロジェクトです。環境データを収集する気象ステーションをつくり、ユーザがそれを家に設置することで、超ローカルな天気予報をつくることを目指しています。
この機器は「気温、湿度、風速・風向、気圧、降水量」などを測定して、WXMトークンを受け取ることができます。購入価格は約400ドル - 900ドルになっています。
報酬となるWXMトークンは5月30日から取引可能になる予定です。
３．DePIN project Blockless raises $8 million in pre-seed and seed funding rounds
コンピューティングのDePINプロジェクトであるBlocklessは、$8Mドルを調達しました。NGC VenturesやM31 capitalなどが支援しています。
Blocklessは、ユーザーが自動的にコンピューティングパワーを提供できるようにすることを目指しています。
ユーザーは特別なノードを実行したり、ソフトウェアをダウンロードしたりする必要はなく、アプリを開くと自動的にBlocklessを通じて、特定アプリに計算リソースを提供して、報酬を得ることになります。
今後数週間でテストネットを立ち上げる予定で、BLESSというトークンが今年のQ3にローンチ予定になっています。
Farcasterが$150Mドルを調達しました。Paradigmがリードし、a16z crypto、Haun、USV、Variant、Standard Cryptoなどが参加しています。評価額は$1Bドルになっています。
いまFarcasterは35万人の有料ユーザがいて、数百のプロジェクトがFarcaster上でアプリを作っています。
今後はチャンネルやDMグループを、プロトコルにマージしてオンチェーン化するようなことを言ってました。
Pencils Protocolが、$2.1Mドルを調達しました。
Scroll上のLiquidステーキングのプロトコルや、流動性ファーミングツールを開発しています。
最初のフェーズでは、
Scrollのトークン（ローンチしたら）
Pencils Protocolのトークン
ETHやETHデリバティブ
BTCやBTCデリバティブ
ステーブルコイン
がステーキングできるようになります。そしてユーザーは、pETH、pWBTCなどのpTokenをうけとることができ、利回りを得ながら流動性をもつことができます。
Liquid RestakingのプロトコルKelpDAOが、$9Mドルを調達しました。
SCB LimitedとLaser Digitalがリードし、Bankless Ventures、Longhashなどが参加しています。
Kelpは、最初にLiquid Restaked Token（rsETH）をローンチしたプロジェクトの1つで、EigenLayerのリステーキングトークンのポジションを築いています。
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