「正しい予測をしたこと」に対して継続的に報酬を得られる新しい予測市場
#418 Bspeak! 2025年12月29日号
■ This Week in Crypto
1.Rocket is the first place that pays you continuously for being right.
Rocketというプロジェクトが、$1.5Mドルを調達しました。Electric Capitalがリードで、Bodhi Ventures、Tangent、Amber Groupなどが参加しています。
「正しい予測をしたこと」に対して継続的に報酬を得られる新しい予測市場プラットフォームです。
従来の予測市場のような「Yes」「No」の二択ではなく、継続的にリターンがもらえる仕組みのようです。そして清算リスクがなく、同じ資金を使って複数の予測に参加することができます。
これを Redistribution Markets と名付け、現在アーリーアクセスを受付中です。
Architect が、伝統資産のパーペチュアル取引所「AX」を推進していくため、シリーズAで$35Mドルを調達しました。
Miami International HoldingsとTioga Capitalがリードし、Galaxy Ventures、ARK Invest、VanEckなども参加しています。
外国為替、金利、個別株、株価指数、金属、コモディティを対象としたパーペチュアル先物を提供しています。メインのユーザは、ヘッジファンド、マーケットメイカー、ファミリーオフィスなどの機関投資家です。
3.Coinbax Raises $4.2M to Bring Institutional Controls to Stablecoin Payments
Coinbaxが$4.2Mドルを調達しました。BankTech Venturesがリードし、Paxosなどが参加しています。
銀行や企業が、ステーブルコインを安全かつ規制準拠で使えるように、マルチ承認や支出制限、条件付き決済などの「プログラマブルなコントロール機能」を提供しています。既存のコンプライアンス体制を変えることなく、ブロックチェーンを使うことができます。
USDC、USDG、RLUSD、PYUSDなど複数のステーブルコインをサポートし、今後はGENIUS Act準拠のステーブルコインへの拡大も予定されています。
4.Coinbase to acquire The Clearing Company
Coinbaseが予測市場スタートアップ「The Clearing Company」の買収を発表しました。
この企業の創業者は元PolymarketやKalshiでグロース部門をリードしてきた人物で、このニュースレターでも書きましたが、3ヶ月ほど前に$15Mドルのシードラウンドを実施したばかりです。
Coinbaseは、Kalshiの流動性を活用した予測市場をたちあげたばかりで、今回の買収によってそれを加速させるそうです。
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