Farcasterの開発者ツールNeynar
■ This Week in Crypto
１．Coinbase and Haun Ventures invest $11 million in Neynar, a toolbox for Web3 social networks
Farcasterの開発者ツールであるNeynarが、シリーズAで$11Mドルを調達しました。
Haun Venturesがリードし、a16z CSX、Coinbase Ventures、Union Square Venturesが参加しています。
前にポッドキャストで触れたことがありますが、NeynarはFarcaster上でアプリなどを作るときに便利なツールを提供してます。例えばデータを簡単にとってこれるAPIや、ノーコードでFrameを作れるFrame Studioなどがあります。
創業者は元Coinbaseの人たちで、Farcaster初期からサービス提供していて、既に多くの有料ユーザーがいます。
将来的には他のソーシャルプロトコルに拡大する可能性もあるそうです。
２．Paradigm leads $70 million raise for Bitcoin staking protocol Babylon
Babylonが、$70Mドルを調達しました。Paradigmがリードし、Polychain、Galaxy、Hack VCなどが参加しています。
何度かこのBspeak!でも触れていますが、Babylonはビットコインからセキュリティを得るためのインフラを構築しています。
例えばL1/L2、DAレイヤー、オラクルなどのシステムが、ビットコインをステーキングに取り入れることができます。
Plural Energyが、プレシードで$2.3Mドルを調達しました。CompoundVCとNecessaryVCがリードし、Volt CapitalとMaven11が参加しています。
Plural Energyは、再生可能エネルギーへの投資を簡単にするプラットフォームを開発しています。
クリーンエネルギーへの投資は、機関投資家や認定投資家に限られてきましたが、Plural Energyのプラットフォームでは誰でも出資できるようになっています。
また投資するプロジェクトの財務状況や生産データを見ることができ、投資したものを売ることもできるようです。
４．Oracle developer Switchboard raises $7.5 million in Series A funding
オンチェーン・オラクルのSwitchboardが、$7.5Mドルを調達しました。
Tribe CapitalとRockawayXがリードし、Solana財団、Aptos、StarkWareなどが参加しています。
Switchboardは、オラクルネットワークのサービスを提供しています。レイテンシー（遅延）が低く、安全でコスト効率の良いオラクルサービスを目指しています。
実世界資産（RWA）のトークン化プラットフォームFortunafiが、$9.5Mドルを調達したことを発表しました。
投資家には Shima Capital、Manifoldや、プロジェクトのエンジェル投資家が入っています。
すでにトークン化資産プロトコルというプラットフォームをローンチしていて、実世界資産をトークンにすることができます。現在は米国債トークンのみですが、近いうちに5つの新しいトークン化資産（Coinbase株、Robinhood株、Bitcoin ETF、株式インデックス、Hilbert Capital Fund）をローンチする予定になっています。
また今回の調達と同時に、新しいステーブルコインプロトコルであるReservoirを発表しています。ステーブルコインrUSDを発行でき、RWAからくる様々な利回りがあるようです。
６．Web3 AI and gaming firm PlayAI raises $4.3 million in seed funding
Web3のAIゲーム会社PlayAIが $4.3Mを発表しました。P2 Ventures、Jump Crypto、Alphawaveなどが支援しています。
PlayAIは、ユーザがゲームプレイのデータを共有することで、報酬を得ることができるプラットフォームです。そしてPlayAIはこのデータを使いAIモデルを訓練します。
近々ゲーマー向けのStream To Earnキャンペーンを始めて、インセンティブ付きテストネットをローンチする予定になっています。
７．RWA stablecoin issuer Anzen Finance raises $4 million in seed funding
ステーブルコインUSDzを発行するAnzen Financeが$4Mドルを調達しました。Mechanism Capital、Circle Venturesなどが参加しています。
ユーザーはUSDzを発行でき、キャッシュフローのあるRWA（現実世界の資産）がUSDzの担保となります。いまのところAnzenはEthereum L1と、Base L2で稼働しています。
８．CMT Digital leads $2.25 million seed round for web3 payments firm Coinflow Labs
web3の決済会社Coinflow Labsが$2.25Mドルを調達しました。CMT Digitalがリードし、Jump Crypto、DCGなどが参加しています。
Coinflowは、ステーブルコインでの支払いを可能にする決済システムを開発しています。また企業がステーブルコインを使って、ユーザーの銀行口座にすぐ送金することもできます。
Solana Labsや音楽プラットフォームAudiusなどとパートナーになっています。
９．Mint Blockchain Completes $5 Million Seed Round and Launches on Developer Mainnet
NFT向けのL2である Mint Blockchain が、シードで$5Mドルを調達しました。SNZ Capital、Antalpha Ventures、Mask Network、などが参加しています。
Mint Blockchainは、OP Stackを使って作られているL2です。NFTの発行、トレード、インデックス作成、メタデータストレージ、などをNFTユースケース向けの機能を一貫してサポートしています。
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