Ethereum、Hegotáアップグレードと耐量子化ロードマップ
Ethereum Foundationが、次回のHegotáアップグレードに向けて、62個のEIPを評価したティアリストを公開しました。必ず実装するとされたのは2つで、コンセンサス層では「FOCIL」、実行層では「Frameトランザクション」です。
FOCILは、バリデータがリストに入っているトランザクションをブロックに強制的に含めさせる仕組みで、ブロックビルダーによる検閲を難しくする目的があります。
Frameトランザクションについては、アカウント抽象化をEthereumのネイティブ機能にする提案です。トランザクションを、検証・ガス支払い・実行の「フレーム」に分割し、ウォレットがオフチェーンの事業者に頼らずに、カスタム署名、ガス代の肩代わり、複数アクションの一括実行ができるようになります。量子耐性をもつ署名への対応もこの仕組みが土台になります。
また同時にEFは、実行・コンセンサス・データの3レイヤーすべてを、2029年12月までに「耐量子化する」という目標も発表しています。Google、Cloudflare、Microsoftの移行目標に合わせたタイムラインで、量子コンピュータの脅威が現実になる「Q-day」が早ければ2030年に来ると仮定して計画しています。
これは意図的にアグレッシブなタイムラインになっていて、2027年1月に外部の専門家と再評価するそうです。
今週の市場コーナー
今週もいくつか数字をみていきます。
まずマクロについてです。先週までは五分五分とみられていた9月利上げの可能性ですが、WTI原油の価格が上昇し、インフレ指標も予想より高いことが発表されたため、市場は「9月の利上げはほぼ確定」と受け取っています。Polymarketでは「9月に25bps利上げ」の確率が80%まであがっています。
ただ市場はこの25bpの利上げをすでに織り込み済み、もしくは徐々に「無視」し始めているように見えます。
そのため、今週のFOMCでは、9月の利上げそのものではなく、12月の2回目が示唆されるかどうかに注目が集まっています。また今週は CLARITY Act上院採決もあり、いろいろと動く週になりそうです。
取得価格のグループ
次は7月と同じように、BTCの取得価格別のグループの状況をみてみます。各グループの前月からの増減を比べると以下のようになります。
$56k-$66k: 2.3%減少
$66k-$78k: 1.5%増加
$78k-$92k: 1.8%増加
$92k-$108k: 0.5%減少
$108k-$127k: 0.26%減少
$92k以上の層は、前から書いている「高値掴み勢」で、時間とともにあきらめて保有量が減っていることがわかります。
そして、真ん中の「$78k〜$92k」層が増えていて、オンチェーン上で最大のグループとなっています。これは、長期保有者やスマートマネーが現在この価格帯でBTCを集めていると考えられます。
そして「10月頃のサイクル底でBTCを買おう」と考えていた人たちが、この前のBTCの急上昇によって買う機会を逃し、今の価格帯で買い始めているとも考えられます。そのためこの層は今後下落しても早めに買いに入る可能性があります。
もしBTCが下落する場合は、先週書いたように、$70kを維持できるかが重要になると考えています。
いずれにしても個人的に中長期の見立ては変わってなく、クリプトの強気相場の入口にいるという状況と考えています。
■ This Week in Crypto
Ethos Networkが、トークンセール(オークション)で$8.4Mドルを調達しました。総供給量の20%を販売し、3日間の入札で1,560人が参加しています。
Ethosは、オンチェーンのレピュテーション(信用)プロトコルです。レビュー、ETHをステークして相手を保証する「vouch」、スラッシングなどの行動から信用スコアをつくります。
ちなみに今回のセールは、落札者全員が同じクリアリング価格で購入する均一価格オークションで、特徴的なのは85%の価格保証です。
購入したトークンを30日以内にEthos上でvouchしてそのまま保持していれば、12ヶ月間はクリアリング価格の85%でUSDCに換金できるというものです。
Ethosは2024年7月に59人のエンジェルから$1.75Mドルを調達していて、VCの保有比率は1%程度だそうです。
Latitudeが、$35MドルのシリーズAを調達しました。Oak HC/FTがリードし、NEA、Coinbase、Lightspeed Faction、OpenFXが参加しています。
Latitudeは、ステーブルコインを現地通貨に変えて、銀行口座やモバイルウォレットなど普段使われている手段で受け取れるようにするインフラを開発しています。
顧客はネオバンク、給与支払いプラットフォーム、マーケットプレイス、金融機関などで、80カ国それぞれで出入金の手段を用意する代わりにLatitudeに接続すればOKとなります。
3.RealGo Raises $6 Million in Strategic Funding Round
RealGoが、$6Mドルの戦略的ラウンドを調達しました。UZ Capital、Greenwood Global Capital、Infinite Allianceなどが参加しています。
RealGoは、AR・AI・位置情報・ソーシャル機能とオンチェーン資産を組み合わせたWeb3スマホゲームです。現実の場所を遊び場に変えて、ミームのIPを「探す・集める・つながる・使う」ことができるデジタル資産にすることを目指しています。
Agentumが、$7Mドルを調達しました。MEXC Ventures、BingX Labs、Arca Fund、Wave Digital Assets、Echo3、Greenwood Global Capital、UZ Capital、Vega Venturesなどが参加しています。
Agentumは、BNB Chain上で開発されている、AIエージェント向けの経済レイヤーです。
AIエージェントが人間の介入なしに、タスクの発注、入札、実行、オンチェーンでの支払い決済までを自律的に行えるようにします。
具体的には、オンチェーンID、エスクロー、ステーキング、レピュテーション、TEE、zkVMによる検証などを組み合わせて、エージェント同士の信頼と責任を担保する仕組みになっています。
5.Plenti recibe US$3 millones de Tether para expandirse en América Latina
Plentiが、$3Mドルのシードラウンドを調達しました。USDTの発行体であるTetherがリードし、Verda Venturesが参加しています。
Plentiは、コロンビアで、デジタルドル(USDT)を中心にした複数通貨口座を提供しています。国際送金、残高への最大8%の利回り、$6ドルからの米国株・ETF・暗号資産の少額投資などができます。
すでに15万人以上のアクティブユーザーがいて、B2BとB2Cを合わせた年間取引量は$3.1Bドルを超えています。
Tetherはラテンアメリカのフィンテックへの投資を続けていて、今回もその流れの一つになっています。
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