DAO TOKYO
DAO TOKYOというイベントが、今年も8月21-22日に開催される予定になっています。主催しているFracton Venturesの方々から、コミュニティむけのクーポンコードを頂いたので、ぜひ参加してみてください!以下のコードを利用すると20%オフになるそうです。
bspeak!FRENS
(以下の動画は、昨年の様子です。)
■ This Week in Crypto
1.A16z Crypto leads $9 million Series A round for DePIN project Daylight
エネルギーのDePINプロジェクトDaylightが、a16z cryptoがリードするシリーズAで、$9Mドルを調達しました。Framework、Lattice Fundなどが参加しています。
Daylightは、ユーザーがエネルギー関連のデバイス(バッテリー、太陽光パネルなど)をアプリに繋いで報酬を得ることができる分散型プロトコルを開発しています。
プロトコルはそれらプールして、エネルギー会社に提供します。またエネルギーに関連するデータも提供し、それを使って新しいアプリを作ることもできます。(たとえば保険会社が電気火災リスクを減らすために、電圧データを使う等)
またDaylightのマーケットプレイスから、ソーラーパネル、電気自動車充電器、給湯器などの家庭や建物のアップグレードをすることもできます。
現在はアメリカのTexas、Pennsylvania、New Jerseyでサポートされていて、近々Californiaでもサポートされる予定です。
(現在はアプリ内でポイント報酬をうけとることができますが、これが将来トークン報酬になるのだと思います。)
2.Coinbase, Google veterans raise $5 million for a blockchain alternative to LinkedIn
Icebreakerというプロジェクトが、シードで$5Mドルを調達しました。CoinFundがリードし、Accomplice、AnagramなどのVCや、Farcasterの共同創業者Dan Romeroなどが参加しています。
Icebreakerは、元CoinbaseとGoogleの人たちが共同創業したプロジェクトで、ビジネス用途のソーシャルアプリを開発しています。
ウォレットやFarcasterアカウントでログインできるようになっていて、Farcasterが「web3 Twitter」であれば、Icebreakerは「web3 LinkedIn」と言えます。
仕事用のプロフィールとつながりが1つに集約され、かつEthereum Attestation Serviceを使って「他社からの推薦」や「経歴・資格」が信頼できるものかを確認できるようになっています。
3.Raad Labs Announces $2.25M Funding Round led by CoinFund and Appoints T.J. Ragsdale as CEO
Raad Labsは、CoinFundがリードする資金調達ラウンドで$2.25Mドルを調達しました。
Raad Labsは、「気象データ」のためのDePINのプロジェクトです。トークンのインセンティブを使って、地球観測のデータ(天気パターン、温室効果ガス排出、山火事の危険性など)を監視するセンサーを拡大していく予定になっています。
4.Ribbit Capital leads $50 million raise for decentralized lending developer Morpho
レンディングプロトコルのMorphoが$50Mドルを調達しました。
Ribbit Capitalがリードで、a16z crypto、Coinbase Ventures、Variant、Pantera、Hack VC、IOSGなどが参加しています。
昔に何度か書いたことがありますが、最初は「Morpho Optimizer」というAaveとCompound上で金利を高める最適化レイヤーを作っていました。現在は独自のレンディングプロトコルMorpho Blueをローンチして、$1.6BドルのTVLを獲得しています。
他のレンディングプロトコルと違い、Morphoではエンドユーザーが「リスク評価者(curator)」を選ぶことができるようになっています。
5.Pichi Finance Raises $2.5M in Seed Funding
Pichi Financeは、$2.5Mドルを調達しました。UOB Venture Management、Signum Capital、Mantle Networkがリードしています。
ポイントを取引するプラットフォームを開発していて、トークンが出る前後の価格発見をすることができるプロジェクトです。
ERC6551の規格を使うことで、NFTをウォレットとして扱うことができ、ウォレットごと売買することで、ポイントを取引することができます。
JokeRaceは、Maven 11がリードするラウンドで$3Mドルの資金を調達しました。
JokeRaceを使うと、ノーコードで、オンチェーンコンテストやハッカソンを簡単に立ち上げることができます。
90以上のチェーンで稼働していて、今後マーケティングとビジネス開発を拡大するとしています。
7.Web3 AI firm Hyperbolic raises $7 million in seed funding
ブロックチェーンベースの人工知能クラウド企業であるHyperbolicは、Polychain CapitalとLightspeed Factionがリードに、シードで$7Mドルを調達しました。
Hyperbolicは、GPUパワーを集約して、AIの計算リソース消費を削減することを目指しています。
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