■ This Week in Crypto
1.ZAR X
ZARというプロジェクトが資金調達をしました。BigBrain、MonkeDAO、Solanaの創業者やBalajiなどが参加しています。
現実世界で、現金をデジタルドルにすることができるサービスで、ステーブルコインを発展途上国で普及させることを目指しています。
使い方はシンプルで、ユーザは近くにいるエージェントを見つけて、QRコードをスキャンして現金を渡し、デジタルドルを受け取ることができます。
代理店(エージェント)側は、ZARのSDKをつかって色々なアプリに統合できるため、Western Unionのようになることができます。
またDePINの仕組みと同じように、代理店/エージェントにトークン報酬を配り、現実世界でオンランプ/オフランプできる場所を拡大しています。(個人的なイメージとしては暗号通貨ATMをDePINで広めていくような印象です。)
また新しい市場では、早期エージェントが高い報酬を得ることができるようです。
2.Layer Lands $6M to Extend Ethereum Functionality
Layerというプロジェクトが、$6Mドルのシード資金を調達しました。1kxがリードし、Fabric Ventures、Arrington Capital、IOBC、またEigenLayerのSreeram Kannan氏などが参加しています。
Layerは、Ethereumの機能を拡張するための開発者ツールをつくっています。スマートコントラクトだけでは対応できない大規模なソフトウェア製品(WebプラットフォームやAIモデルなど)を、分散型で実行できるようにすることが目標です。
またLayer SDKをつかうと、オフチェーンサービスや分散型メッセージングサーバーなど、フルスタックのアプリをEthereum上で構築できるようになります。
3.RD Technologies Secures US$7.8 Million in Series A1 Financing
RD Technologiesは、シリーズAで$7.8Mドルの資金調達をしました。
HongShan、Hivemind Capital、Aptos Labs、Solana Foundation、Anagramなどが参加しています。
この企業は、金融プラットフォームを開発していて、特に香港のエコシステムに注力しています。2024年7月には、香港の金融管理局のステーブルコイン発行者サンドボックスに参加し、香港ドルステーブルコイン「HKDR」をテストしています。
Nodepayが、Elevate Ventures、Jump、Animoca Brands、OKXなどから資金調達をしました。金額は明らかになっていません。
Nodepayは、ユーザが使っていないときのインターネット帯域幅を提供し、AIトレーニングに貢献できる分散型ネットワークを開発しています。そしてユーザは、AIへの貢献に対して報酬を得ることができます。
SecondLiveは、Crypto.comがリードするプライベートラウンドで$12Mドルを調達しました。シード時はBinance Labsが投資しています。
メタバースのAIエージェント等を開発していて、BNB Chain、Ethereum、TONなどの8つのブロックチェーンに展開しています。
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