予測市場の統合ターミナル
#424 Bspeak! 2026年2月9日号
■ This Week in Crypto
1.Introducing Kairos, the future of prediction markets trading
Kairosが$2.5Mドルを調達しました。a16z cryptoがリードし、Geneva Tradingやシカゴ大学などが参加しています。
Kairosは、複数の予測市場を集約するプロトレーダー向けのトレーディングターミナルです。
リアルタイムの価格情報・ニュース・アナリティクス・低レイテンシの取引機能をもちます。
またそれだけでなく、開発者がKairos上にアプリを構築できるオープンなエコシステムを作っていくことも目指しています。
2.Opinion raises $20 million as prediction markets draw capital in a weak crypto market
予測市場プラットフォーム「Opinion」が$20Mドルを調達しました。投資家にはHack VC、Jump Crypto、Primitive Venturesなどが参加しています。
Opinionは、Polymarketのようにすべての決済をオンチェーンでする構造になっています。特に最近出来高が伸びていて、全予測市場の取引量の3分の1を誇っているそうです。
またスポーツや政治に偏りがちな他のプラットフォームとちがって、経済指標、トークン生成前イベント、文化など幅広いカテゴリを扱っています。
3.Relay Raises Series B and Launches the Relay Chain to Scale Interoperability Infrastructure
Relayが、シリーズBで$17Mドルを調達しました。ArchetypeとUnion Square Venturesがリードしています。
Relayは、Solana、Ethereum、L2など、複数チェーンを接続し、スワップやブリッジすることができます。Acrossと似たようなプロダクトです。
そして今回の調達と同時に「Relay Chain」のローンチを発表しています。sovereignを利用した独自チェーンで、クロスチェーンのsettlementに利用するアプリ特化チェーンと言えます。これによってトランザクションを高速・低コストにすることが狙いです。
4.Tether deepens ties with Anchorage Digital through $100M equity investment at $4.2B valuation
ステーブルコイン発行企業Tetherが、カストディ企業のAnchorage Digitalに$100Mドルの投資をしました。Anchorageの評価額は$4.2Bドルに達しています。
Anchorageはステーキング、カストディ、ガバナンス、ステーブルコイン発行などを提供しています。
またTetherの規制対応型ステーブルコイン「USAT」の発行でもAnchorageと提携しています。
(Anchorageは今回の調達で、従業員向けが株式を売れることを優先したそうです)
5.Tether Announces Investment in t-0 Network to Support USD₮-Powered Payments System
Tetherが、t-0 networkという決済ネットワークに戦略的投資を行ったと発表しました。
t-0 networkは、ライセンスを持つ金融機関向けの、USDTをつかった国際送金を可能にするプラットフォームです。APIを介してライセンス機関同士をつなぎます。
6.Crypto analytics firm TRM Labs reaches unicorn status following $70M Blockchain Capital-led Series C
暗号資産の不正監視を専門とするTRM Labsが、シリーズCラウンドで$70Mドルを調達し、評価額$1Bドル(ユニコーン企業)となりました。
Blockchain Capitalがリードし、Goldman SachsやCiti Venturesなど投資家が参加しました。
TRMは、マルチチェーン上のトランザクションを追跡し、不正行為を検出する分析ソフトウェアを政府機関や取引所などに提供しています。
今後は、AIや機械学習をつかったプロダクトやグローバルチームの拡大をしていく予定です。
7.BLUFF Raises $21 Million to Power Betting Innovation - Chainwire
賭けプラットフォーム「BLUFF」が、戦略的投資ラウンドで$21Mドルを調達しました。
リード投資家は1kxで、Makers FundやDelphi Venturesなども参加しています。
リアルタイム決済や、ユーザーが設定する報酬システムなどを特徴としていて、ソーシャル重視の賭けプラットフォームになっています。
よくあるスポーツベッティングのほかに、ライブ予測市場、バイナリーアウトカム、クリエイター主導のイベントなどもあります。
ベータ版の3ヶ月間で60万人以上の登録者がいるとのことです。
8.Variant Invests in Derive to Build the Volatility Layer Onchain
オンチェーンオプション取引所のDerive.xyzが、Variantから出資を受けたことを発表しました。
Variantは、オープンマーケットでの購入と財団からトランザクションを通じて、DRVトークンの大規模保有者となっています。
累計$20Bドル超の取引量で、オンチェーンオプション市場における中核的な存在です。
従来はインフラと流動性の不足により発展が遅れていたオンチェーンオプション市場ですが、現在はアプリ特化型の実行環境が登場し、流動性・価格発見・マーケットメイクの基盤が整いつつあります。
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