EthereumのETF
いくつかのEthereumのスポットETFが、取引所Cboeで7月23日から取引を開始することが発表されました。Fidelity、VanEck、Franklinなど複数のEthereum ETFが取引されます。
Fidelityは2024年末までは手数料を0%にすると発表しています。Franklinは、2025年1月31日までは、最初の$10Bドルに対する手数料を免除し、VanEckは最初の$1.5Bドルについて手数料を免除すると発表しています。
■ This Week in Crypto
1.Crypto-AI startup Mira raises $9 million in seed funding
分散型の「機械学習インフラ」を開発するMiraが、シードで$9Mドルを調達しました。Bitkraft VenturesとFramework Venturesがリードしています。
Miraは、AIネイティブアプリを開発しやすくするための分散型AIインフラを作っています。
具体的にはワークフローのライブラリやツールキットなどがあり、これらは開発者のコミュニティによって開発されて、開発者はその貢献を収益化することができます。
Miraの最初のプロダクトKlokは、クリプトに特化したAIチャットボットです。
また将来的にMiraはすべてのプラットフォーム取引を記録するブロックチェーン(L1 or L2)を立ち上げる予定になっています。
2.Kleiner Perkins-backed data platform Allium closes $16.5M Series A
エンタープライズ向けのデータプラットフォームを提供するAlliumが、シリーズAで$16.5Mドルを調達しました。
Alliumは、DEX、NFT、ステーブルコインの取引データを追跡するツールや、会計監査サービスも提供していて、これまでWormhole や Jito などのエアドロップ配布も支援しています。
今後デジタル資産の導入したい金融機関向けのローンチパッドなどを計画しています。すでにStripeと提携したり、Visaの「Visa Onchain Analytics Dashboard」のローンチを支援しています。
クリプト企業では、Uniswap財団や Phantom Walletなどもクライアントになっています。
3.Blockchain data network Chainbase raises $15 million in Series A funding
Chainbaseという企業が、シリーズAで$15Mドルを調達しました。Tencent Investment Group と Matrix Partners がリードしています。
Chainbaseは、いろいろなブロックチェーンデータを1つのプラットフォームにまとめて、利用しやすくすることを目指しています。主にAIへのユースケースに注力しているそうです。
分散ネットワークも予定していて、メインネットとガバナンストークンCBTが2024年Q4にローンチ予定になっています。トークンは、データプロバイダー、ノードオペレーター、ユーザなどへの報酬に使用される予定です。
4.Caliza lands $8.5 million to bring real-time money transfers to Latin America using USDC
ブラジル拠点のCalizaというスタートアップが、$8.5Mドルを調達しました。Initializedがリードし、DCGなどが参加しています。
Calizaは、南米で決済システムを提供していて、加盟店はUSDCをつかった即時の送金ができるデジタルドル口座を持つことができます。
5.Castle Island Ventures and RW3 Ventures lead $4 million seed round for web3 cloud firm Nirvana Labs
クラウドサービスのNirvana Labsが$4Mドルのシード資金を調達しました。
Castle Island VenturesとRW3 Venturesがリードしています。
Nirvana Labsが、Web3用のクラウドインフラを開発していて、Chainlink、BitGo、Goldsky、Thirdwebなどに利用されています。
従来のクラウドプロバイダーに代わるweb3に特化したクラウドサービスで、性能とコスト削減を目的としています。
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