■ This Week in Crypto
1.Kite Announces Investment from Coinbase Ventures to Advance Agentic Payments with the x402 Protocol
Kiteというスタートアップが、Coinbase Venturesからの新たな出資を受けたことを発表しました。以前にPayPal VenturesやGeneral Catalystをリードに、$33Mドルを調達しています。
Kiteは、Coinbaseが開発したx402プロトコルに対応し、AIエージェントによる自律的な送金を可能にするインフラを提供しています。
本人確認、支出制限、即時決済などの機能もあります。
PayPalやShopifyとも提携しており、AIエージェントが商品を発見して購入する仕組みをつくっています。
2.Pantera leads $7.5M round for Accountable: Exclusive
レンディング事業を展開する Accountable が、Pantera Capitalのリードで$7.5Mドルを調達しました。
過剰な担保がいらないレンディング事業を機関投資家むけに提供していて、不履行が発生いないかどうかをリアルタイムで確認することができます。
今後は、フィンテック企業や取引所が自分たちの顧客に提供できるような金融商品を開発していく予定です。
テストネットは数ヶ月前に開始済みで、メインネットは11月中旬にローンチ予定です。
3.Former SpaceX and X employees raise $9 million for Standard Economics, a platform for the unbanked
元SpaceXやTwitterの人たちが共同創業した Standard Economics が、Paradigmをリードに$9Mドルのシード資金を調達しました。Lightspeedも参加しています。
銀行口座を持たない人々(アンバンクト)向けにグローバルに使える金融サービスの構築を目指しています。
プロダクトは「Uno」というアプリで、まずメキシコでローンチされました。ユーザーは国内外への送金や、ステーブルコインを通じて米ドルにアクセスすることができます。今後はアルゼンチン、フィリピン、他の中南米・アジアへ展開予定です。
ZARが$12.9Mドルを調達しました。a16z cryptoがリードで、DragonflyやCoinbase venturesが参加しています。
以前に調達を書いたことがありますが、ZARはアジア・アフリカ・ラテンアメリカにあるリアル店舗(商店や送金業者)を、ステーブルコインのオン・オフランプにすることができます。
ユーザーは現地通貨を持って店に行き、QRコードをスキャンするだけで、すぐにUSDステーブルコインを受け取ることができます。
ドルの保有や送金、またVisaカードで国際的に支払うこと、そして銀行口座への出金もできます。
特徴としては、「アンバサダー」によって人を介して広がっている点で、ユーザー獲得や加盟店を増やすと報酬を得ることができます。
2026年にはアフリカへ展開予定で、20万人以上がウェイトリストに登録済みです。
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