■ This Week in Crypto
1.Melee raises $3.5M to launch permissionless Viral Markets
予測市場を、誰でも作成して参加できるプラットフォーム「Melee」が、$3.5Mドルを調達しました。VariantとDBAがリードしています。
選挙、スポーツ、カルチャー論争、セレブの話題など、日常でネット上でされる会話について、Meleeで誰でもマーケットを作成でき、視聴者から収益化できるようになる予定です。そしてトレーダーは「早く・正確な」予測をすることによって利益を得ることができます。
簡単に言えばPolymarket + Pump.funのようなものをイメージしているようです。
2.Divine raises $6.6M to scale undercollateralized lending
担保を必要としないレンディングシステムをつくるDivineが、Paradigmリードで$6.6Mドルを調達しました。
Creditという名前のプロダクトてして2024年12⽉にローンチされ、すでに175,000件以上のローンを生成しています。信用履歴、書類、担保などは必要なく、ウォレットアドレスだけで借⼊ができます。
少額からスタートして、返済を重ねることで借⼊枠を最⼤$1,000ドルまで拡⼤できるため、信用のあるユーザーだけが継続利⽤できる仕組みになっています。
このCreditは、World Chain上で、WorldアプリのMiniAppとして使われています。
資金の提供側はcredit.cashからつかうことができ、現在は合計$2Mドルのキャップ付きになっています。利率は流動性の需給に応じてアルゴリズムで変動します。
3.Introducing RockSolid: Liquid Vaults
DeFiプロダクトの「RockSolid」がローンチしました。またCastle Island Venturesがリードし、Rocket PoolやGSRなどが参加し、$2.8Mドルのプレシード資金を調達しています。
RockSolidは、クリック一つで使える「Liquid Vault」を開発していて、資産の発行者やカストディ企業がより高いリターンを得られるようにします。
Rocket Poolと連携し、ETHのリキッドステーキングトークンである rETH専用のvaultを最初にローンチしています。このコントラクトにrETHをあずけることで、複雑な運用をせずに、自動的に高度なDeFi戦略で、利回りを高めることができます。
Solana上の超高速の取引プラットフォーム「BULK」が、$8Mドルのシードラウンドを完了しました。Robot Venturesと6th Man Venturesがリードしています。
プロトレーダー向けの超高速なCLOBのためのインフラです。Solanaのバリデータに直接統合され、20m秒ごとのマッチングと5 - 20m秒の即時レイテンシを実現するそうです。
Flashbotsが提供しているFlashblocksよりも速く、DeFiで機関投資家レベルのトレード体験ができるようになります。また、ガスなしの注文、フロントランを防ぐFIFOマッチング、バリデータへの手数料還元など、これまでのDEXにはなかった機能を備えています。
2025年Q4のメインネットローンチを目指し、Alphanetでのテストが進行中です。
5.Bastion Surpasses $40 Million in Funding Amid Explosive Growth in the Stablecoin Market
ステーブルコインインフラを提供するBastionが、$14.6Mドルを調達しました。Coinbase Venturesがリードし、Sony Innovation Fund、a16z crypto、Samsung Next、Hashedなどが参加しています。
Bastionは「Stablecoin-as-a-Service」プラットフォームをつくり、企業や金融機関が規制に準拠した形でステーブルコインを発行・管理できる仕組みを提供しています。
6.Raiku raises $13.5 million to bring ‘guaranteed’ transactions on Solana
Solana上で、予測可能で保証されたトランザクションを実現するインフラRaikuが、$13.5Mドルを調達しました。
Pantera CapitalやJump Crypto、Lightspeed Factionなどが出資しています。
Raikuは、Solanaのブロックスペースをバリデーターと連携して予約し、「Ahead-of-Time」や「Just-in-Time」といった機能で、トランザクションの事前確定や高速処理(30〜50m秒)を可能にします。
ユースケースとしては、マーケットメイカーの注文キャンセル&差し替え、オラクルデータの即時アップデート、ノードオペレーターの新たな収益化手段などが挙げられます。
収益モデルとしては、プロトコル手数料や、バリデーター運営、開発者向けのRPCサービスによる収益を見込んでいます。
Coop Recordsが、$4.5Mドルの資金調達をしました。1kxとNascentがリードし、Coinbase Venturesなどが参加しています。
Cooper Turley氏が立ち上げたWeb3音楽スタートアップで、アーティストとファンの関わり方をかえることをめざしています。
具体的には、NFTや「songコイン」などの音楽トークンをつかって、曲の早期発見と経済的な参加ができるようにします。
これまでにZeds DeadやODESZAなど200組以上のアーティストをオンボードしていて、今後は一般音楽ファン向けにアプリ展開を予定しています。
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