cbBTC
Coinbaseが、「cbBTC」というビットコインのトークンをローンチしました。簡単にいえばwBTCのCoinbase版で、1:1でCoinbaseが保管するビットコインに裏付けられて発行され、DeFiで使用することができます。
現在はEthereumとBase上で発行されていて、AerodromeやCurveなどのDEXや、AaveやCompoundなどのレンディングプロトコルなどでサポートされることが発表されています。
OP Succinct
Succinct Labsは、OP Labsと協力して「OP Succinct」を発表しました。OP Stackのチェーンを1時間でZKロールアップにアップグレードすることができます。
Optimisticロールアップでは7日間の引き出し期間が必要でしたが、OP Succinctを使うことでZK証明(validity proof)をつくり、数分以内にファイナリティを得ることができるため、ユーザはすぐに資金を引き出すことができます。
現在、1トランザクションあたりのZK証明コストは0.5-1セントで、年内にはさらに5-10倍のコスト削減が見込まれています。
■ This Week in Crypto
1.Fuse Plugs Solana Token Into Energy Distribution DePIN Play
再生可能エネルギースタートアップ「Fuse」は、Multicoin Capitalをリードに$12Mドルを調達しました。(累計調達額は$90Mドル)
Fuseは、電力損失を減らすために、発電を消費に近づけて効率化しようとしています。イギリス全土で太陽光発電や風力発電を運営していて、そのエネルギーの使用量をリアルタイムで追跡できるアプリも提供しています。
また今回調達にあわせて、「Project Zero」というSolana上のトークンを発表しました。
DePINプロジェクトのカテゴリに入ると思いますが、消費者の行動に対してトークンが付与され、それを使って、割引価格でエネルギーを利用できたり、EV充電インフラを設置することができるようになります。
2025年にメインネットのローンチを予定しています。
画像: ブログ記事
DeFi アブストラクションの「Infinit」が、$6Mドルを調達しました。Electric Capital、MaelstromLightspeed Factionなどが参加しています。
DeFi(レンディング、DEX、Perpなど)プロダクトを開発するためのインフラツールを提供していて、技術的なプロセスを抽象化して効率化することができます。すでにEthenaなどを含む10以上のアプリに利用されています。
最終的には、ノーコードで誰でもアプリをローンチできることを目指しています。
3.PIN AI X
PIN AIが、$10Mドルを調達しました。HackVC や a16z CSXなどが参加しています。
パーソナル知能ネットワーク(PIN: Personal Intelligence Network)を開発しています。
プライバシー重視の分散型オープンソースプラットフォームをつくり、ユーザーが自分のデータを管理し、収益化できるように設計されています。
デモが以下のように公開されています。
Solana上でエッジコンピューティング用プロトコル「Gradient Network」は、資金調達を発表しました。Multicoin Capital、Pantera Capital、Sequoiaなどが参加しています。
エッジコンピューティングによるAI推論、コンテンツ配信、サーバーレス機能などのユースケースに注力しています。
現在オープンベータ版の参加者が募集されています。
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