意思決定のための予測市場

Aug 11, 2024

意思決定のための予測市場であるMetaDAOが、Paradigmをリードに$2.2Mドルを調達しました。

MetaDAOは「futarchy」という、予測市場を意思決定に使うモデルを採用しています。

このDAOの提案はすべて「pass」と「fail」の市場が用意され、トレーダーがMETAトークンを投機し、METAトークンの価値に基づいて、提案を通すかどうかを決めます。

つまり「pass」市場がトークン価格が、「fail」市場のトークン価格よりも高いときに、提案が採用される、となります。

例えば先月MetaDAOは、開発・運用コストのためにMETAトークンで資金調達をすることを提案しました。「pass」市場ではMETAトークンが$435ドル、「fail」市場では$386ドルとなり、この提案は通過し、資金調達が進められました。

ちなみにこのプラットフォームは他のDAOが意思決定のために使うことができ（提案の予測市場をつくることができ）、Driftなどが利用しています。　

ほとんどのDAOはトークンを投票権として扱い、トークン保有者を投票者として扱いますが、MetaDAOでは余裕のある資金を持つ人なら誰でも、結果に影響を与えることができます。

人間とAIの間での支払いを可能にするプラットフォームを開発しているPaymanAIは、$3Mドルのプレシード資金を調達しました。Visa、Coinbase Ventures、Boost VCなどが支援しています。

AIが人間にタスクを依頼し、完了したら人間に報酬を支払うためのインフラを提供しています。目的はAIと人間の協力のためです。

現在はウェイティングリストへの登録が募集されています。

Chateauというプロジェクトが、Hack VCをリードにプレシードで資金調達をしました。

IPO前の企業（OpenAIやSpaceXなど）のトークン化株式や、トークン化されたプライベートクレジットファンドなどを提供し、DeFiユーザがそれらを取引できるようになります。

KYCにはDIDを用いています。

SolanaベースのDePINプロジェクトandrenaは、$18Mドルを調達しました。Dragonflyがリードしています。

andrenaは2016年に設立され、2019年からニューヨーク、テキサス、フロリダなど米国の10州で無線機器を100以上の建物の屋上に置いて、インターネットサービスを提供しています。

そして現在はDAWNという分散型インターネットサービスを開発中です。DAWNでは、ユーザーはモバイルアプリからトークンを購入し、そのトークンを使ってコミュニティからインターネット帯域幅を購入することができます。現在テストネット上で稼働しており、ソラナ上でローンチする予定です。

米国内で300万世帯以上をカバーし、グローバルに拡大する計画です。

Khalaniは、$2.5Mドルのシードラウンドを調達しました。Ethereal VenturesがリードしNascentとFigment Capitalが参加しました。

Khalaniは、複数ブロックチェーンにわたってユーザーの「インテント」を満たすために、ソルバー同士が協力し合って、資本効率やUXの良いクロスチェーンのトランザクションを実行することができます。

EVMチェーン向けのオープンソースのエクスプローラーBlockscoutは、$3Mドルのシードラウンド資金を調達しました。1kxがリードし、Primitive VenturesとGnosisが参加しています。

すでにConduit、GelatoなどのRaaSプロバイダーにとってのデファクトとなっていて、ArbitrumやOptimismなどとも提携しています。

今後は、EAAS（Explorer-as-a-Service）の導入や新規プロジェクトのサポートをしていく予定になっています。

Nexioは、$2.2Mドルのプレシード資金を調達しました。Latticeがリードしています。

ビットコインのL2で、MoveVMをつかったzkロールアップです。Movement LabsのSDKを使っているようです。

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