クリプトを担保にした住宅ローン
#430 Bspeak! 2026年3月30日号
クリプトを担保にした住宅ローン
CoinbaseはBetterと提携し、暗号資産を担保にした住宅ローンを開始しました。ユーザーはBTCやUSDCを売却せずに、頭金として使えるようになります。
従来の住宅ローンと同様の仕組みで、2つのローンが同時に組まれます。
通常の住宅ローン
頭金をカバーするためのローン(暗号資産担保)
例えば、$500,000ドルの家を購うとき、$250,000ドル分のBTCを担保にして、$100,000ドルの頭金ローンを取得します。
このとき、2つのローンは同じ金利・返済期間となり、月々の支払いは1つにまとめられます。
担保にしたBTCはCoinbase Primeで保管され、ローン完済後に返却される仕組みになっています。
またUSDCを担保にした場合は、報酬を得ながら保有することができます。
■ This Week in Crypto
1.Stablecoin startup Payy, focused on private transactions, raises $6 million in seed funding
プライバシー重視のステーブルコイン決済を開発するPayyが、シードラウンドで$6Mドルを調達しました。FirstMark Capitalがリードし、Robot VenturesやDBA Cryptoが参加しています。
PayyはもともとPolybaseというデータベースプロジェクトでしたが、2023年にピボットし、ZKを活用したプライバシー決済にフォーカスしています。
現在はセルフカストディ型ウォレットとVisaカードを提供していますが、今後プライバシーL2「Payy Network」をローンチする予定です。トランザクションの送信者・受信者・金額を秘匿化することできます。
既存プロダクトは、120カ国で10万人以上のユーザーを持ち、年間$130Mドル規模の決済を処理しています。
今後は金融機関やフィンテック企業など、エンタープライズ向けの導入を狙っています。
(ビジネスモデルとしては、オンランプ手数料、ガス代、エンタープライズ契約)
2.Megapot raises $5 million to create a crypto-powered global lottery
クリプトを使った宝くじMegapotが、Dragonflyリードで$5Mドルを調達しました。Coinbase Venturesなども参加しています。
Megapotは、スマホから世界150カ国以上で購入できる「宝くじプラットフォーム」で、Base上でステーブルコインを使って作られています。
従来の宝くじよりも、大きなジャックポットと、高い当選確率を提供できるとしています。
3.Foreign exchange startup XFX raises $17 million to help businesses go between cash and stablecoins
外国為替のスタートアップXFXが、シリーズAで$17Mドルを調達しました。
Castle Island Ventures がリードし、Haun Ventures や Coinbase Ventures も参加しています。
XFXは、フィアット通貨とステーブルコイン間の為替(FX)を高速に処理するインフラを開発しています。通貨の売り手と買い手を効率的にマッチングするインフラで、大口取引でも価格に影響せずに取引できるようにすることを目指しています。
すでに金融機関、送金業者、クリプト取引所などが利用しているそうです。
今回の調達した資金をつかって、クオンツの採用、トレーディングデスク・銀行との連携に使われる予定です。
4.Ethereum block builder Eureka Labs raises $6.7 million, introduces ‘programmable blocks’
新しいEthereumのブロックビルダーEureka Labsが、シードで$6.7Mドルを調達しました。(調達自体は去年クローズしていましたが、発表が先週されました)
Spark CapitalとCollider Venturesが共同でリードしています。
従来のEthereumのブロックは、単なるトランザクションの集合ですが、Eurekaはブロック生成時にロジックを追加することで、プログラム可能になり、「一時的な資本提供」「トランザクション順序の保証」などができるようになります。
これによって、DeFiやオンチェーンアプリの設計自由度が向上し、たとえば短時間だけ大量の資本が必要なアプリや、トランザクションの順序ルールが必要なトレーディング戦略などが可能になります。
高級時計の抽選プラットフォームwatch.funが、$8.6Mドルを調達しました。
Crypto.com CapitalとSolana Venturesがリードし、Spartan CapitalやAnimoca Brandsなどが参加しています。
Watch.funは、高級時計市場の流動性が低いことや、参入障壁の高いことを解決するために、「ドロップ型販売」をしています。
ユーザーは最低$19ドルから参加でき、Rolex Daytonaなどの高級時計を獲得するチャンスがあります。抽選はすべて検証可能で、公平性が保証されています。
今後はプロダクト開発やパートナーシップ拡大、チーム強化を進め、グローバルなコレクター市場の拡大を狙います。
6.Kairos Raises $2.4M to Bring the $500T Swap Market Onchain
Kairosはシードで$2.4Mドルを調達しました。6th Man Venturesがリードし、Lattice、Advancit Capital、Compa Capitalが参加しています。
DeFiで固定金利を得るための「金利スワップ」を開発しています。
誰でも以下のようなパラメータを指定して、金利スワップ市場を作成できます。
基準金利
期間
担保トークン
リスク管理
価格オラクル
これによって、Morphoでの固定金利レンディングができたり、ストラクチャード利回り商品などが可能になります。数週間以内にEthereumとBaseでローンチされ、その後他チェーンにも展開予定です。
7.Circle Ventures leads Tazapay Series B extension, bringing the round to $36 million
決済インフラ企業Tazapayが、シリーズBのエクステンションラウンドで合計$36Mドルを調達しました。
Circle Ventures がリードし、Coinbase Ventures や CMT Digital が参加しています。
調達資金は、UAE・EU・香港でのライセンス拡大や、AIエージェントの決済インフラの開発に充てられます。
ぜひ今週分をシェアお願いします🎉
☕ Twitter: @CoffeeTimesTW
☕ バックナンバー: Substackのアーカイブからご覧ください。



