効率的な現実資産のトークン化
#423 Bspeak! 2026年2月2日号
■ This Week in Crypto
1.Galaxy Digital leads $7M investment in Tenbin to build improved tokenized gold and FX markets
トークン化プラットフォームを開発する「Tenbin Labs」が、Galaxy Venturesリードで$7Mドルのシード資金を調達しました。Wintermute Ventures、GSR、FalconX、Variant、Archetypeなども参加しています。
現実資産のトークン化を効率的にすることができるプロトコルで、リアルな価格連動や高い流動性・利回りを実現します。「単にオンチェーンに載せるだけのトークン化」ではなく、資産の実用性と収益性を向上させることを目指しています。
CME先物を価格指標をつかって、先物と現物の価格差から利回りを獲得します。
第一弾は「トークン化ゴールド」、その後はブラジルレアルなどの新興国通貨ベースのFXトークンも予定しています。
2.Token creation platform Doppler raises $9 million seed round led by Pantera Capital
トークン作成・ローンチプラットフォームであるDopplerが、Pantera Capitalリードで$9Mドルのシード資金を調達しました。
またVariant、Figment Capital、Coinbase Venturesなども参加しています。Dopplerは「Pure Markets」というプロダクトも並行して開発しています。
Doppler.lol:流動性のオンライン化
Pure.st:高品質なアセットに特化したUI
トークン作成、ベスティング、流動性確保、ガバナンス、手数料ルーティングなどを1つのUIで完結することができます。
また独自の価格発見オークションで、スナイパー(初期価格で購入し即売りする投資家)の対策と、初期流動性を確保することを同時に実現することができます。
現在はBase上で新規に立ち上がるDEXプールの90%以上がDoppler経由になっているそうです。
収益モデルとしては、Doppler経由で作成されたトークンの取引手数料から得られる(取引所によらない)モデルとなっています。
3.Andre Cronje’s Flying Tulip raises additional $75.5 million at $1 billion token valuation
Andre Cronje⽒が開発する新しいDeFiプラットフォーム「Flying Tulip」が、追加で$75.5Mドルを調達しました。内訳としては、
Amber Group、Fasanara Digital、Paper Venturesなどから$25.5Mドルを調達
Impossible Financeのプラットフォームで$50Mドルを調達
となっています。
またCoinListでのトークン販売にも$200Mドルの枠が設けられ、参加希望は$1.36Bドル以上に達しているそうです。
前にも書きましたが、投資家はパーペチュアル・プット(perpetual put)という権利を持ち、いつでも出資した資産で、元本を償還することができます。そのために参加希望が集まっているのかもしれません。
調達資金は、Aaveなどのプロトコルで運用され、利回りが、運営費・インセンティブ・バイバックなどにあてられます。
「Flying Tulip」のプロダクトは何かというと、DeFi製品を統合したプラットフォームで、スポット取引、パーペチュアル先物、レンディング、ステーブルコインなどがあり、将来的には、保険やオプションも追加される予定となっています。
4.Talos brings Robinhood, Sony onto cap table as funding hits $150 million
機関投資家向けの暗号資産インフラを提供するTalosが、$45Mドルを調達し、累計資金調達額が$150Mドルに達しました。
今回のラウンドには、Robinhood Markets、Sony Innovation Fundなどが参加し、既存投資家のa16z crypto、BNY、Fidelity Investmentsも再参加しています。
Talosは、銀行、ブローカー、アセットマネージャー向けに、デジタル資産の取引・ポートフォリオ管理・データインフラを提供しています。投資に加わったRobinhoodも、Talosのプラットフォームを利用しています。
5.Ex-Revolut duo raise $6 million seed round to expand onchain finance app Bleap
Revolut出身の2人が立ち上げたオンチェーン金融アプリ「Bleap」が、Blossom Capitalリードで$6Mドルのシード資金を調達しました。
特徴としては、セルフカストディ型のアカウントで、銀行やフィンテックに資金を預けずに、グローバルに「支払い・送金・貯蓄・利回り獲得」ができます。
すでにユーザー数は20,000人超、2025年に$30Mドル以上の取引を処理しています。
またMastercardと提携しており、ステーブルコイン決済と従来のカードネットワークの統合も進めています。
クロスチェーン流動性レイヤーを開発するEuclid Protocolが、シードおよびシード拡張ラウンドで$3.5Mドルを調達しました。
Kucoin Ventures、Gate Ventures、0G Labs、などが参加しています。
Euclidは、40以上のネットワークをまたいで流動性を統合する「流動性コンセンサスレイヤー」を提供します。これにより、オーダーブックやAMM、レンディングマーケットをまたいだ取引が高い性能でできるようになるそうです。
2026年の前半にメインネットと「Nest」というVaultプロダクトが予定されています。
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